とんがった君の憂鬱にもう一度触れられるとして
君のことなんか好きじゃなかった。何でもないのに幸せそうに笑って、無防備にスカートを揺らして、さりげなくでも図々しく僕の中に入り込んでくる。僕は毎日ハラハラして溜息ばかりついていたけど、それはいつからか恋のドキドキに変わっていた。#自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年7月27日
これは「君」が健人くんで、「僕」が私です。「ハラハラして溜息ばかり」というのが、降りようか迷っていた頃の私。スカートがたまらなく違和感ですが、後付けで性別が逆だったらという設定があります。
アイスティーはすぐに汗をかいて、コースターからもはみ出していった。水蒸気は水蒸気でいられなくなれば水になる。じゃあ友達でいられなくなれば彼氏に、なんて上手くいくわけないけど。それでももう、君に言ってしまいたくてたまらないんだ。#自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年7月27日
「アイスティー」は、健人くんの最新ソロ曲カレカノから。ここ数日暑い日が続いていたため、氷水の入ったグラスを置いたコースターから水滴がはみ出すのを毎日眺めていたので、自然現象とそうでないものを並べてみました。
もし明日僕が消えてしまったら、君は泣いてくれるのかな。どんな色でも僕でいっぱいになるなら、そのほんの一瞬と引き換えにしたっていい。なんて、頭の中で呟きながら、今日も真剣にペンを走らせる君の横顔を、教室の端からただ眺めているだけ。#自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年7月28日
健人くんが学生なので、学生らしい等身大の文章を書きたくてこうなりました。近づけない、声もかけられない、でも教室の端から眺めている僕を、僕と同じ強さで愛してほしい、という願望。片想いです。
神様はいつも僕を騙す。姿を見ようと空を見上げれば雷が駆け抜け、小さな嘘の雫を沢山落として湖を作るから、僕はその度に躓いた。何度も湖に顔をつけるうちにそれは僕に染み込んでいって、いつのまにか僕も騙し合いを楽しむようになっていた。#自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年7月28日
カレカノは恋愛の神様が歌っているという設定を知って、健人くんと神様の関係を書いてみたくなりました。あまりダークにはしたくなかったけど、上手くまとめられなかった…。「アイドルの仮面」という裏テーマがありました。
ロマンチストの言葉は嫌いだ。例えば世界中が敵になっても味方でいてくれるかもしれないけど守ることはまず無理だろうし、君さえいれば何も要らないなんてことは生きていく上で有り得ない。それでも貴方なら、なんて絶対に言いたくなかったのに。#自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年7月29日
もし明日僕が消えてしまったら〜の返歌的な意味で書きました。本当は最後まで否定を貫きたかったのですが、ベタな締めにしてみました。健人くんは、発想は個性的だけど、ベタ好きなイメージがあって、そういう部分も物語に生かしたかったので、これはこれで気に入っています。
「乱暴なところ」悪いところがあるなら言ってと言うからそう答えたら、貴方は困った顔をした。そうね、貴方はいつも優しいものね。だけど、優しくされると、必死に知らぬ振りをしても心が攫われそうになるから、その「優しさ」が乱暴だと思うの。#自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年7月29日
疲れる文章ですみません…。わたしは常々健人くんのことを「世界でいちばんやさしい人」だと思っていて、誰かに健人くんはどんな人かと尋ねられたらまず出てくる言葉が「やさしい」なので、それをテーマにしました。主人公は優しさに惹かれている自覚があるからこそ気持ちにブレーキをかけていて、でもそんなことに気づきもしない健人くんは変わらず優しさをくれるのですが、優しさに惹かれている主人公にとって健人くんの優しさは無遠慮に心を揺さぶる敵(笑)みたいなものなので、優しさが結果的に乱暴に自分の心を乱している、という意味で書きました。イメージを言葉にするのが難しくて苦戦しましたが、まだわかりにくいのでもう少しわかりやすい言い回しはないかなといまだに思案しています…。それから、健人くんは自身の寛大さに自覚がないようなので、優しさに惹かれている自覚もないという設定です。ここもわたしの健人くんのイメージ。
またその話か。張り裂けそうになる胸の痛みに知らぬ振りをするのはもう慣れた。私が代わりに話してもいいくらいだ。何度憧れても敵わないのに、忘れることができないのは何故だろう。君の初恋物語のヒロインに私はなれない。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年9月8日
初恋物語は、健人くんがよく話している、小学生の頃に三年間片想いをしていたエピソードを指しています。その話を聞くたびに、彼の中に存在する絶対的で永遠のヒロインへの嫉妬で苦しんでいるという話。
窓辺から見上げた宇宙は広く、そこには強い光も淡い光もばら撒かれていた。これがあなたの街の狭くて星のない空に繋がっているなんて信じられない。「今夜は月が綺麗だね」というあなたに罪はないのに。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年9月8日
都会と田舎の夜空は違うよねという話。お互い夜空を見上げながら電話をしている遠距離恋愛のイメージで書きました。
ひらひら舞う桜の花弁を掴もうとした春、紫陽花と泣いた雨の日、向日葵と背比べした夏、コスモスと涼しい風に揺られた秋、アネモネに驚いた顔もきっと忘れない。「僕はどんな花かな」きみに選ばれるために、きみのための僕であればいい。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2016年8月14日
2016年のソロコンサート#Honey♡Butterflyよりインスピレーションを受けて。
きみはとても綺麗だ。そのまっすぐな瞳を向けられると思わず逸らしてしまうほど。差し伸べられた手に触れることを躊躇ってしまうほど。どうしてと首を傾げるきみは鈍感で可愛いけれど心臓に悪い。だってこんな理由、告白しているようなものだ。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2016年8月14日
TDCに行くと色んなことを思い出す。
以下は番外編。お友だちの好きな子たち。
初めは悔しかっただけ。君は離れた所からこちらを眺めているのに、その目はまるで興味がなさそうだったから。どんなに周りが笑っても君だけは僕に興味を示さない。どうしたらいい?何をしたらいい?そう考えるうちに僕は僕になっていったんだ。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年9月5日
平野紫耀くん。
僕はその顔を知っている。潤んでとろける瞳は遠慮がちに視線を泳がせて、頰は少しずつ紅潮していく。そうだ、これは君が想いを寄せていた先輩を見つめていた時の顔。それが何故今僕に向けられているのだ?君だけは違うと思っていたのに。#自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年9月5日
永瀬廉くん。
無垢な振りで愛を歌っていた頃は賢くて残酷で美しかった。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年9月6日
「焦げるよ」クラムチャウダーを温めながら本を読む君に声をかけた。僕のことなど見ずに「私に見惚れてると遅刻するんじゃない」と言うからまさかと笑ったけど、もう少しこうしていたくて出発時間をずらそうとしていたことはバレていたようだ。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2015年9月6日
伊野尾慧くん二作。
あ、まただ。笑顔で手を振るきみに見惚れるあの女の子、きっと恋に落ちたんだろう。明後日の方向を見る私を不思議そうに見ながら一生懸命手を振るきみは視界に入っていた。それでも気がつかない振りをしたのは、優越感に浸りたかったからだ。 #自担をモデルにした小説があるとすればその書き出しは
— さきたん❁ (@hug_hug_knt) 2016年8月11日
横原悠毅くん。
増え次第随時更新します。